こんにちは、キトコです。
今日は「パキータ」について解説しようと思います。
日本ではあまり公演がないので、ピンと来ないかもしれませんが、他にはないパキータならではの特徴があるんです!
これを読めばパキータを120%楽しんで、そして周りの人にも説明出来るようになりますよ(*^^*)
それでは早速見ていきましょう!
舞台
フランス人ナポレオンの占領下にあるスペインが舞台
時代
1769年〜1821年
日本は江戸時代。杉田玄白が解体新書を発行したあたりの時代です
内容
主な登場人物)
パキータ:ジプシーの美しい娘
リュシアン:フランスの伯爵
イニゴ:ジプシーの首領(パキータの上司的な立場)フランス人をよく思っていない
ドン・ロペス:スペイン人の地方総督(サラゴサの県長的な立場)フランス人をよく思っていない
内容)
身分の違う男女が恋に落ち、結果ハッピーエンドになるお話
第1幕
スペインのサラゴサで、デルヴィリ将軍と息子のリュシアン、総督ロペス(スペイン人の地方総督)、ロペスの妹セラフィナらが集まっている。
⬇サラゴサの風景⬇
そこにイニゴ(ジプシーの首領)の率いるジプシーの一団が山から下ってきた。
この中にジプシーらしからぬ雰囲気のパキータがいる。
リュシアンとパキータは共に惹きつけられる。
一方で、イニゴは以前からパキータに好意を抱いていたので、リュシアンをライバル視する。
イニゴがリュシアンに敵意を抱いていることを知った総督ロペスは、イニゴを暗殺することを計画する。
第2幕
イニゴとロペスが、リュシアンに毒の入ったお酒を飲まそうとするが
それに気づいたパキータはリュシアンを救って飲ませないことに成功。
変わらず惹かれ合っている二人だが、身分の違いでどうしても結婚できない。
しかしその後、舞踏会にパキータが行った際に、そこで掲げられている肖像画を見るや、自分の胸に下げている絵と同じであることに気付く。
パキータは実は貴族の生まれだったことが分かり、結婚を許され二人はハッピーエンドに。
特徴
ソリスト(プリンシパルの下の階級)のバリエーションも沢山ある!
各バリエーションについて番号で呼ばれているのですが、一体何番まであるのか正確に数えられないほど!(各バレエ団によって番号が違うんです)
ワルツ、アダージオやアレグロなどバリエーションの特徴も様々!
バリエーションを沢山見たい人にはもってこいの作品です(*^^*)
一部をご紹介⬇⬇
こちらはプリンシパル(主役)が踊るバリエーション。有名な曲なので、もしかしたら耳にしたこともあるのではないでしょうか??⬇⬇
グラン・パが最大の魅力!
- グラン・パとは?
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主役ふたりのグラン・パ・ド・ドゥの流れの間に、ソリストやコールドの踊りがセットになったもの。
「グラン・パといえばパキータ!」と言っても過言じゃないほど、一度は見る価値のあるパキータのグラン・パ。
とにかく、豪華で盛大!
ラストの出演者が一丸となって盛り上げるところはとっても華やか!
このグラン・パだけ切り取っても十分に見応えのある作品です。
公演情報
第9回めぐろバレエ祭り 〈サマー・バレエ・コンサート〉にて
東京バレエ団「パキータ」
最後に
今日は、パキータについて解説しました!
特徴や見どころをしっかり抑えられたと思います(*^^*)
また、内容が頭に入っていると、踊りに集中して見られるので
これで、没頭できる思います!
夏の楽しみに是非足を運んでみてはいかがでしょうか??
それではまた!