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わかりやすく解説!バレエ「ボレロ」のあらすじ、内容、特徴について!(上野水香さんのインタビュー、公演情報も!)


こんにちは、キトコです。

今日は、名作であり、良く聞く「ボレロ」について

実際のところは、どんなものなのかよく知らないあなたへ徹底解説します!

読み終わった頃には120%ボレロを楽しめるようになっているはずです!

それでは早速見ていきましょう!

まずはボレロの一部を紹介

背景

・バレエ用に作られ「スペイン人役」のために制作されたもの!

・出来た年は1928年(ガンジーやヒトラーがいた時代)

・もともとの名前は違った!

当初は「ファンタンゴ」という名前だったが、すぐ「ボレロ」に解明

なんで「ボレロ」という名前に?

それは作品の特徴にあります。

ボレロとは「volar」(飛ぶ)が語源になっていて、振り付けに大きなジャンプが見どころとしてあるので、

「ボレロ」に変わったと言われています

やはり一番の見どころはあの大きなジャンプだったんですね!

舞台

スペインのセビリア。

セビリアってどんな町?

闘牛やフラメンコが有名で、スペインで4番目に大きな都市。

また夏がとっても暑く40度になる日も多い

衣装が薄着の理由は、そんなとっても暑いセビリアが舞台だからなんです!

内容

ボレロはそんなセビリアの酒場で、一人の踊り子(メロディーと言われている)が舞台で足慣らしをしているところから始まる。

その踊り子はどんどんテンションが上がっていき、自然と振りが大きくなっていく。

どんどん盛り上がっていく曲調&踊り方は、この気持ちの高揚を表現しているんです!

そして、それを酒場にいたお客さんたち(リズムと言われている)が踊り子の踊りを見初めて

しだいにお客さんたちもテンションが上がって、最後は一緒に踊るというもの。

円形の舞台にいるのが主役の「踊り子」で、その舞台下にいるのは「酒場のお客さん」という設定なんです!

そんな、だんだんと気持ちが高ぶり、それが周りに伝わっていき、最後は舞台とお客さんが一体となる。

ボレロはそんな「情熱の炎が広がって強くなる」ことを表現していて、

また「リズム(踊り子)」と「メロディー(お客さん)」が一体となることで、最後に作品が完成するような構成になっています。

もしかしたら、舞台を見ている私達も「メロディー」の一員なのかもしれませんね。

特徴

ダンサーの個性が引き立つ作品!

・踊り子がお客さんを誘惑するような、セクシーな踊り方

・生命力を表現するような、力強い踊り方

・(最後踊り子が倒れて暗転になることから)生命の終わり、死にゆく者のはかなさを表現する、叙情的な踊り方

など様々な解釈がされています!

あなたはどんなボレロが好きですか??

上野水香さんインタビュー

日本の女性ダンサーで唯一踊ることを許されている上野水香さん。

そんな特別な存在の上野さんのインタビューを一部紹介します!

「ボレロ」を踊っている時にどんなことを感じているのでしょうか? 

 踊るたびに全く違うことを感じているんです。

 赤い台は自分だけの小さい宇宙、だれにも侵されることのない自分だけのもの、と思ってそこで踊ることでとてつもない解放感に達することがありました。

あとは生まれてから死ぬまでの自分の人生を踊ったような感覚になった時もありました。

曲は単調だけれどドラマティックなので、音楽を感じているうちに人生を踊っているような気持ちになったのかもしれませんね。

踊り始めの頃は、周りのリズムの人たちを誘惑している気になったのですが、彼らから誘惑されていくエネルギーに逆にやられて自分が滅びてしまう、なんて感じたこともありました。

また集中しすぎてしまった時があって、その時は円形の台が筒型にバリアのようになってしまい抜け出せなくなるという恐怖に陥ったこともありました。

毎回何かを考えながら踊っているというのとは違うんですよ。

振付は完全に自分の体に入っていて、踊っていると振付から自由に解き放たれていきます。

自分そのものでいられる時間、というのでしょうか。そこで人生を感じるというような無意識の感覚が踊りながら働いているんです。

やはり、円形の舞台とその下の舞台との関係性は複雑であらゆる意味を持っているんですね

上野水香さんの踊りから、一人の人生の始まりから終わりを感じるのは、ご自身もそう感じていたからなんですね

「ボレロ」は踊るダンサーによって印象が全然異なることについてどう感じていますか?

 本人が意図しなくても、その時のダンサーのありのままが出てしまう作品なのだと思います。

同じダンサーでも年を経ることで受ける印象が変わってきますよね。

偉大なアーティストならみなそうだと思うのですが、うまいへたなどというレベルではなく、自分らしい踊りを追求している。

 シンプルな振付だからこそそれが強く出る。だれでも踊れる、なんて生易しい作品ではないんです。

 私も世界の舞台で踊る機会が増えてから、自分らしい踊りとか、私の個性って何だろうと考えるようになりました。

 主役を踊り始めた頃はとにかくきれいに踊りたいと、そればかり考えていたんですが、意識が変化してきている今の私が「ボレロ」では現れているのだと思います。

 そういう「私らしさ」「私のバレエ」を見ている人に感じさせることができなければ、海外の方がわざわざ私を呼んでくださったりしないと思うんです。

上野水香さんの更なる進化やそのときの状態に合わせて、ボレロも変わっていくんですね。

引用:KANAGAWA ARTS PRESS

公演情報

そんな上野水香さんの「ボレロ」が見れる公演情報がこちら!

この日は一体どんな上野水香さんのボレロが見れるのか、今から楽しみです!

是非足を運んでみてはいかがでしょうか??

最後に

今日は名作&良く聞く「ボレロ」について、背景、内容、実際に踊るダンサー目線のお話で徹底解説しました!

これで、あなたも今まで以上にボレロを楽しめること間違いなしです!

それではまた!


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