こんにちは、キトコです。
今日は、ロマンティックバレエの代表作「ラ・シルフィード」について解説します(๑^ ^๑)
舞台
スコットランドの農村
(男性がスカートを履いているのは、スコットランドの文化から来ているんですね!)
時代
19世紀前半にフランスにて初公演(日本は江戸時代)
登場人物
シルフィード・・空気の精
ジェームズ・・エフィの婚約者
エフィ・・ジェームズの婚約者
ガーン(グエン)・・ジェームズの友人。
内容
ざっくり:ジェームズはシルフィードに恋をするが叶わず。結局エフィとガーンが結婚する。
婚約者エフィとの結婚式を控えたジェイムズの前に、シルフィードが現れて魅惑的に踊り彼を魅了する。
(実はジェイムズは結婚を迷っている)
一方、エフィを愛するガーンは彼女を諦められないでいた。
占い師マッジが出てきて、エフィに「幸福な結婚をするが相手はジェイムズではなくガーンである」と告げる。
ひとびとが式の準備に出てジェイムズがひとりになると再びシルフィードが現れる。
シルフィードは結婚を知ると嘆き悲しみ、指輪を奪い去り、ジェイムズは彼女を追って森へ行く。
ジェイムズはシルフィードを追うが、触れようとするとすり抜けていくシルフィードに想いが募るばかり。
占い師マッジからジェイムズは、肩にかけると飛べなくなるというショールをもらい受ける。
しかしそれは毒入りのショールであり、そうと知らずジェイムズがシルフィードの肩にかけると、
シルフィードは背中の羽が落ちもがき苦しみ死んでしまう。
最後、エフィとグエンの結婚式の鐘が鳴り、すべてを失ったジェイムズは絶望する。
特徴
シルフィードの豊かな表現力
一言でいうと「魔性の女」。可愛らしい様子を見せる一方、彼をいたずらに翻弄するシルフィード。
少女のような無邪気さと、大人の女性のもつ色気や駆け引きの両方を表現する、2面性を持つシルフィードの表現力(踊り方の変化、表情の変化)に注目!
大群舞はコールドの基本を身に着けたい人必見!
「前の人に角度やタイミングを合わせる」「呼吸をあわせて踊る」といったコールドの基本がぎゅっと凝縮された大群舞。
コールドのコツや、どうしたら綺麗に見えるのか悩んでいる人の助けになること間違いなしです。
参考はこちら⬇⬇
クラシックチュチュだからこその足先の表現力
シルフィードはクラシックチュチュという、ふくらはぎまで隠れたチュチュを着ています。
だからこそ、特にブリゼやカトルといったアレグロは、しっかりアンデオールしないと綺麗に見えません。
妖精だからこそ、より軽やかに踊るのも重要です。
そこには足裏の使い方が関わってきます。
かかとまで地面につけず、常にドゥミでいるなど、足裏の使い方が他の役とは大きく違っています。
参考はこちら⬇⬇
最後に
今日は「ラ・シルフィード」について解説しました!
ロマンティックバレエの代表作「ラ・シルフィード」
その神秘的な空間は脱日常を感じさせてくれます!
日頃の悩みや考え事を忘れて没頭出来ること間違いなしの作品です(๑^ ^๑)
是非、特徴も頭の片隅に置いて見てみて下さい( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
それではまた!