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分かりやすく解説!バレエ「ペンギンカフェ」あらすじ、特徴、見どころ(新国立劇場バレエ団の公演情報も)


こんにちは、キトコです。

今日は、「ペンギンカフェ」について解説しようと思います!

初演

1988年 ロイヤルバレエ団にて

構成

全1幕

内容

ざっくり:作品に登場する「ペンギン」などの絶滅またはその瀬戸際に追い込まれた動物たちと、ダンサーが一緒に踊りを繰り広げる。

最初は「ペンギン」たちが南極の風景をバックに踊る場面。

ついでウエイター姿の「ペンギン」が登場してドレスアップした紳士淑女が集うカフェの場面に移り変わり、さまざまな動物たちが踊る。

ユタの「オオツノヒツジ」はタキシード姿の紳士にエスコートされてショーダンス風の踊りを披露し、

テキサスの「カンガルーネズミ」は元気に踊りまくる。

男性の一団は、「スカンク」につくノミが紛れ込んでも、たいして気にせず踊り続ける。

やがて舞台には「シマウマ」とスタイリッシュな美女たちが現れる。

目前でシマウマが銃で撃たれ、苦しみながら息絶えても、彼女たちは関心を示さない。

場面は熱帯雨林に変わり、そこで暮らす家族の物語が踊られる。

彼らの住処は先進社会の開発と消費によって刻々と消えつつあり、抗うことはできない。

次に「猿」が登場し、陽気にサンバを踊る。

楽し気な場面は、やがて不穏な様相を増していく。

嵐が起こり、降り始めた酸性雨が踊りを中断させる。

動物と人々は逃げまどい、隠れ家にたどり着いてそこに安らぎの場を見い出す。

舞台には隠れ家に入り損ねた「ペンギン」だけが取り残され、悲し気に踊り続ける。

特徴

踊りのジャンルが幅広い!

キャラクターダンスやコンテンポラリー、社交ダンスなど、クラシックバレエの作品には少ない、様々なジャンルを一緒に楽しめる作品です(*^^*)

クラシックバレエ色が強くなく、衣装も様々!

トウシューズではなく、ヒールのついたステージシューズ(画像)を履くダンサーがいたり

チュチュではなくフラメンコのような衣装(画像)や、社交ダンスで着るような衣装もあって、

色々な雰囲気を楽しめのも特徴の一つ♬*゜

他の作品にはない、観ている人へ訴えかける「社会派」の作品

内容で青色にした部分「目前でシマウマが銃で撃たれ、苦しみながら息絶えても、彼女たちは関心を示さない。」や「先進社会の発展が進み、住居が脅かされている」。

また、雨をあえて「酸性雨」と表現している。

これは「人間が自然環境や自然動物たちの命を大切にせず、無関心で過ごしている」ことを訴えたもので、

「自分は環境へ配慮出来ているのか」を考えさせられる、メッセージ性の強い作品なんです。

そして、出てくる動物たちは、実は「絶滅危惧種」。

人間が減らしていってしまった動物を紹介していて、人間の傲慢さを揶揄している作品になっています。

公演情報

最後に

今日はペンギンカフェを解説しました!

意味やメッセージ性を知っているとより深く観れる、発見の多い作品です。

是非解説した内容を頭の片隅に置いて頂き、観てもらえると嬉しいです( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )

それではまた!


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